炭酸パックについて
炭酸パックは名称の通り炭酸を含んだ美容パック(ジェル)で、｢酸素パック｣や｢炭酸ガスパック｣と呼ばれることもあります。
シュワシュワとした炭酸ガスの入った泡がパックの中で弾ける特徴を持ち、炭酸の力で以下の付加価値を与えています。
- 洗浄力が高い
- 浸透力が高い
- 血行促進
炭酸を発生させる仕組みは1剤式と2剤式の2種類があり、1剤と2剤を混ぜて使用前に化学反応で炭酸を発生させる2剤式が主流です。
1剤式は混ぜる手間がないですが、構造的に使い切りの個別パックになるためコストが高く、容器によっては時間の経過で炭酸が抜けてしまうデメリットがあります。
もともとはエステサロンで導入されたスキンケアでしたが、家庭用の手軽な炭酸パックが普及してからは家で行うスペシャルケアとして人気を高めています。
普通のパックより強力？
炭酸パックにも様々な種類があり、美容パックのランクによって実感できる変化の大きさが違います。
ひとつ言えることは、炭酸ガスが弾ける働きによって毛穴に詰まった汚れと角質を洗浄する力が強くなり、美容成分をより浸透させてくれるということです。
また、炭酸が弾ける刺激によって血行促進効果があるため、全般的に炭酸パックはハイグレードなスキンケア用品が多いです。
ただし相性の良し悪しがあるため、人によっては普通のパックより満足できないケースもあります。
炭酸パックに不向きな人
炭酸が弾ける刺激と強い洗浄力を持っているため、敏感肌や乾燥肌の人は炭酸パックが合わないケースがあります。
ただし、炭酸パックの種類によっては保湿力を兼ね備えていて刺激が少ない構造になっています。
洗浄力が高いスキンケアの中では、比較的トラブル事例が少ないです。不安がある方はパッチテストをするなど様子を見ながら使いましょう。
また、ニキビが炎症を起こしている際や生理中で肌が敏感になっている時は、刺激の強い炭酸パックの使用を避けることが望ましいです。
炭酸パックは洗浄に特化した商品が多いので、使用後は化粧水などで適切なケアをしてください。
炭酸パックのデメリット
炭酸パックのデメリットは次の4つです。
- 価格が高い
- 2剤式は手間が大きい
- 時間がかかる（パック後20分放置が主流）
- 炭酸の刺激で肌トラブルを悪化させるリスクがある
最後に紹介した肌トラブルの悪化は、商品との相性や使用時の肌状態によってリスクが変わります。
低刺激で肌に優しい炭酸パックもあるので、最低限の注意点を理解しておけば気にするほどの問題ではありません。
炭酸パックの使用でネックになるのはコストと手間（時間）です。
スペシャルケア向き
炭酸パックは肌が疲れている時などのスペシャルケアで活用する需要が高いです。
1回の使用でも変化を実感できますよ！
長く愛用している方は毎日ではなく週に1～3回程度の頻度で使用しているケースが多いです。
炭酸ガスの刺激があるため、毎日使うと肌の負担が大きくなりすぎるリスクがあるので注意しましょう。
角質を整える目的で使い始めは1週間ほど連続使用すると、より肌質改善を実感しやすくなります。
油脂肌の方や毛穴の汚れが気になる方は、肌の状態を見ながら使用頻度を高めるとよいでしょう。
まとめ
敏感肌の場合は注意点がありますが、時間と予算に余裕があるのであれば炭酸パックを試してみる価値があります。
エステサロンや高級ブランド（リファなど）の炭酸ミストは高額ですが、自宅でできる炭酸パックは安い商品で1回あたり数百円程度です。
炭酸パックは多くの商品があるので、自分の肌質に合ったものを選んでパッケージの使用方法やメーカーホームページの内容をしっかり確認しながら使いましょう。